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「アウトプット大全」の内容は「アウトプット=人生の成功法則である」ということを解説した本です。著者は精神科医の樺沢紫苑さんで樺沢紫苑さんは「アウトプットの神様」と呼ばれています。

なぜ樺沢紫苑さんが「アウトプットの神様」と呼ばれているのか。以下の実績を見ると納得できるかと思います。
・メルマガ毎日発行13年(3000通以上)
・Facebook毎日更新8年
・YouTube毎日更新5年(1500本以上)
・毎日3時間以上の執筆11年
・年2~3冊の出版10年連続(10年で28冊)
・新作セミナー毎月2回以上9年連続
※2018年発売当時の実績
と精神科医をしながら、同時にこれだけのアウトプットをしています。凄まじいアウトプットの量ですね。しかもこれを40歳過ぎてから始めたというので更に驚きです!
これだけのアウトプットをしているにも関わらず
・18時以降は働かない
・月10本以上の映画鑑賞
・月20冊以上の読書
・週4~5回のジム通い
・月10回以上の飲み会
・年30日以上の海外旅行
と意味が分からないくらいの行動をしています(笑)

この本を大きく分けると
●アウトプットの基本法則
●具体的なアウトプット方法
●アウトプットトレーニング
という構成になっています。
目次
アウトプットの基本法則
なぜアウトプットが必要なのか?
そもそもなぜアウトプットが必要なのか?
アウトプットが大事とはよく聞くけれど深く考えたことまではありませんでした。「アウトプット大全」ではきちんと解説をしてあり、これは「アウトプットをしないと知識が定着しない」とのことです。重要なのはインプットの量ではなくアウトプットの量ということになります。
例えば同じ読書をする人でも月に10冊読んで1冊もアウトプットしない人と月に3冊読んで3冊アウトプットする人では月に3冊読んで3冊アウトプットする人の方が自己成長が加速します。

あなたは家の本棚にある本を1冊取り出して5分で説明できますか?
できれば知識が定着しており、できなければ記憶として残っておらず何の役にも立っていないということです。せっかく時間をかけて読んだのに意味がないと悲しいですよね。せっかくインプットしたならアウトプットして知識を定着させたいものです。
アウトプットをすると「記憶に残る→行動が変わる→現実が変わる→自己成長する→楽しい→圧倒的な結果が出る」というように人生が好転していきます。
どれくらいアウトプットをすればよいか?
どれくらいアウトプットすればよいのか?
目安としては2週間で3回以上アウトプットすればよいと言われています。
脳に入力された情報は「海馬」というところに一時的に保存されます。海馬の記憶の保存期間としては2~4週間でありその期間に情報が何度も使われると脳が重要な情報だと認識し、長期記憶する「側頭葉」に移動します。一度側頭葉に記憶されると忘れづらく長期間覚えていることができます。

インプットとアウトプットはセットである
「インプットとアウトプットはセット」という言葉を聞いたことがありますか?
インプットとアウトプットの黄金比率は「インプット:アウトプット=3:7」とされています。
例えば学生時代に勉強したことなどを思い浮かべるとわかりやすいかもしれませんが、教科書を読むだけで勉強したことが記憶に残っていることは少なく、問題集を解くことによって記憶に残ったという経験がある人も多いと思います。
他にもセミナーや会社の研修に行った時の内容を今でも覚えていますか?せっかく高いお金を払って受けたセミナーなのに内容を覚えていなければ受講した意味がなくなってしまいますよね。ちなみに私は痛いほどこの経験があります(笑)

しかし、成長するためにはアウトプットをした後にフィードバックが必要です。フィードバックさせたものを次のインプットに活かす。それをまたアウトプットする、そしてまたフィードバックする。というサイクルを得てはじめて自己成長につながります。
効果的なフィードバックを行うためにはどうしたらよいか?
・なぜを解決する
インプットとアウトプットをする中で必ず疑問が生まれます。その疑問を放置せず突き詰めると、その先に気づきが見えてきます。そのため、疑問が生まれたら放置せず解決する癖をつけましょう

・人に教えてもらう
自分より知識や経験が多い人からアドバイスをもらうと特に効果が得られやすいです。ビジネスでいえば、「上司からアドバイスをもらう」「コンサルを受ける」などもそうですね。
YouTubeでの例を挙げると、YouTubeの動画をアップすることがアウトプットだとするとコメント欄で頂いた意見はフィードバックとなります。それを次の動画に反映させる(アウトプットする)という流れになります。
このような形で【インプット×アウトプット×フィードバック】が成長につながるための基本となります。
アウトプットの方法
アウトプット大全では「話す」「書く」「行動する」という3つのアウトプット方法が紹介されています。この本で紹介されているアウトプット方法はビジネスや人間関係、コミュニケーションスキルを身に付けるといった人生において役に立つ方法と私は解釈しました。
話す
インプットしたことをまずは身近な人でよいので話すことから始める。その際、インプットしたことに加えて「自分の意見」「自分の気づき」をひとつでよいので盛り込むことで話に価値が生まれます。
事実:「7月に〇〇という居酒屋がオープン」という記事
アウトプット:「7月に〇〇という居酒屋がオープンするらしいよ。すぐ予約殺到の店になると思う」
このような感じでOKです。
また、「アウトプット大全」の中で紹介されているアウトプット方法には私が学んでいるNLPでも学ぶ心理学的の要素も多く紹介されていますのでいくつか紹介します。
非言語的コミュニケーションが重要
メラビアンの法則・・・「矛盾したメッセージが発せられたときの人の受け止め方についての研究」で言語、視覚、聴覚でメッセージを発せられた時、人がどれを信用するかという実験です。
結果は視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%でした。
よって「言語的(バーバル)コミュニケーション:非言語的(ノンバーバル)コミュニケーション=7%:93%」ということになります。
人は言葉以上に言葉以外の部分に影響されるということです。

例えば、堂々と自信満々に話している人を見ると内容がよくわからなくても「なんかすごい!」ってなったりしたことありませんか?何かのセールスとかだとけっこうこのような現象が起こると思うのですが、よくわかんないけど買っちゃったみたいな(笑)
「何を話すか」より「どう話すか」が大事ということですね。
クッション話法を使う
「悪いニュース」はストレートに伝えると相手は精神的にショックを受けます。そのためクッション話法を使い悪いニュースを伝えると効果的です。
Yes But話法
例:○○さん、業績アップしているね!ただ遅刻が多いのは問題だな。時間厳守で頼むね!
まず、ポジティブな情報を伝え、その後に悪いニュースを伝える。これだけでも心理的ダメージはかなり緩和されます。
人は後に言われたことの方が記憶に残ります。そのため場合によっては後ろのネガティブなことを伝えるために前置きを挟んだだけと感じる方も出てきますので注意が必要です。
Yes And話法
例:〇〇さん、業績アップしているね!時間厳守できるともっとよくなるよ!
ポジティブな情報にプラスの情報を上乗せします。欠点を伝えるというより「~してほしい」という言い方だとマイルドになります。
Yes How話法
例:○○さん、業績アップしているね!どうすればよくなるか一緒に考えてみよう
疑問形式(How)で本人に考えさせるパターンです。人の行動を変えるためには「気づき」が必要です。Yes How話法を使うことにより相手に「気づき」を与えることができます。
特にこれらは上司が部下に指導する時、先輩が後輩に指導する時などに効果的です。個人的には怒られた経験の少ない若者などには特に効果的ではないかなと感じます。
接触回数を増やす
ザイオンス効果(単純接触効果)・・・アメリカの心理学者ザイオンスが接触回数が増えるほど人の好感度は高くなるという実験を行った
月に1回2時間会話するよりも1日1回10分話す方がコミュニケーションを深めることができます。ネットビジネスで例を挙げるとYouTubeを毎日アップする、メルマガを毎日発行するなどもこういった効果につながります。
部下とのコミュニケーションに悩んでいる上司などもいいかもしれませんね。普段からコミュニケーションを取れていない部下を飲みに誘ってコミュニケーションを取ろうとしても部下に嫌がられるだけなので、それよりも普段のコミュニケーションが大事だということですね。迷った時は天気や時事の話題でもよいのでとりあえず声をかけることが重要です。

質問する
カクテルパーティ効果・・・人混みや雑踏の中でも自分の名前や興味のあるキーワードを自然に聞き取ることができる現象
パーティや飲み会などのにぎやかなところでも自分の気になる話題や自分の名前が出ると、なぜかその言葉が聞こえて思わず反応した経験はありませんか?
このカクテルパーティ効果を応用し、例えばセミナーに行く前に「〇〇について学びたい!」「○○とは何なのか?」ということを自分の中で決めておき、学ぶ前に自分に質問しておくことで、セミナー中はその内容に注意が向くようになり、学びの濃さは何も考えずに参加するのに比べ大きく変わってきます。

とにかく与える「ギブ&ギブ」の精神
返報性の法則・・・普段から人に対して親切を与えていると相手はお返ししたいという気持ちが湧いてくること
「ギブ&テイク」の精神ではなく、「ギブ&ギブ」の精神で人に接することによって多くの人があなたを助けてくれるようになります。最初から見返りを期待すると見透かされてしまうこともあるので、とにかく「見返りなんていらない!」という精神でいると自然と得は返ってくるものです。
例えばYouTubeでいえば視聴者に価値を与え続けていけば自然と登録者や再生数が増えていくといった感じです。

書く
書くことは脳幹網様体賦活系を刺激します。
難しい言葉はよくわからない人も多いと思うので、書くことで脳が活性化していくことを知っておけばよいと思います(私もよくわかりません 笑)
今はPCやスマホをほとんどの人が所持しているので、あまり書くという習慣がない人が多いかもしれませんが、タイピングより手書きの方が効果的です。もちろんタイピングでも何もしよりはよいのですが、一番いいのは手書きだとされています。
そのため、何か勉強する、記憶したいという時は手書きで書く方が効果があるということです。なので、私はこれを読んで早速ノートを買ってきて、ひたすら書きまくりました(笑)

ノートに書き込むのにもやり方があり、このトレーニング方法もアウトプット大全の中で紹介されています。しかし、私はとにかくインプットできたことや気づいたことをひたすら書き込みました。
なぜなら私はアウトプットすることには慣れておらず初心者なのでまずはできることから徐々に慣れていこうと思ったからです。
ちなみにノートや筆記用具への投資は大切になります。書くことが苦にならないように使いやすいものなどを購入するのが良いです。これもアウトプット大全の中で解説があります。確かに書きにくいボールペンとかだと書いててイヤになりますもんね。笑
◆ノルウェーのスタヴァンゲル大学とフランスのマルセイユ大学の共同研究結果
被験者を「手書き群」「タイピング群」に分け20文字のアルファベットの文字列を暗記させた
⇒3週間後、6週間後に文字列をどれだけ記憶しているかテストしたところ「手書き群」の方が記憶に残りやすいという結果になった
また手書き中とタイピング中の脳の動きをMRIでスキャンしたところ、手書き中のみブローカ野という言語処理に関わる部位が活性化してことも明らかになった
その他にも書くことに関しての具体的なアウトプット方法が多数紹介されていますが、その中でもう一つだけ特に私が印象に残った方法をご紹介します。
それは落書きをすることです。イギリスのプリマス大学の実験で落書きは記憶を高める効果があると実証されています。その理由として落書きは感情を刺激するため記憶に残りやすいと考えられています。

記憶の法則のひとつに「喜怒哀楽が刺激されると記憶が増強される」と言われています。
例えば学生時代の「楽しい出来事」や「哀しい出来事」を思い浮かべてみてください。学生時代とはいえ覚えている人は多いかと思います。このような出来事は10年前の出来事でも20年前の出来事でも覚えているはずです。
これと同じで落書きでイラストを描いたりハートマークを書いたりすると感情が刺激され、記憶が強化されます。
実はあの有名なスティーブジョブズは創造的な活動を始めるために落書きを活用しており、また、「人間失格」の作家、太宰治も学生時代のノートの至るところに落書きをしていたとされています。こうしてみると落書きを決して悪いことではないことがわかりますね(落書きを正当化しているわけではありません)

行動する
個人的にはこの「行動する」が一番大事だと感じました。
行動しなければインプットはただの自己満足で終わり、行動することではじめて自己成長につながるのだと思います。
継続する
アウトプット大全では80個の具体的なアウトプット方法が解説されていますが、80個の中で最も重要な成功法則として取り上げられているのが継続することです。
私はネットビジネスを始めてから成功している人にたくさん出逢いましたが、成功している人に成功の秘訣を聞くと、みなさん口を揃えて継続することと答えます。「継続は力なり」という言葉がありますよね?その言葉の通り継続することは本当に力になります。
継続することにより体が勝手に動くレベルにまで成長できます。
例えば毎日自転車に乗っていると自転車の乗り方を確認しなくても体が勝手に反応して自転車をこぐことができます。歯磨きする時でも意識しなくてもわかっていますよね?

継続することが最も自己成長につながりますが、しかし継続することが一番難しいです。
私も継続できず挫折したり放置したものは数えきれないほどあります(涙)
最近では唯一YouTubeが継続できているのですが、まともに継続できているのはこれくらいかなと思います。もっと頑張らないかんとヒシヒシと感じます。
物事を継続できない人はかなり多いのではないかなと思います。
ひとつのことでスペシャリスト(一流)になるには10000時間費やさないといけないと言われています。しかも10000時間はアウトプットの時間です。

1日2時間費やしたとしても5000日。それを毎日続けたとしても約13年程度かかります。とんでもない時間ですよね。よって短時間で何かのスペシャリストになろうとしたら並大抵の努力ではダメだということですね。継続することは当然のことながら人の何倍もの努力も必要になりますね。
アウトプット大全の著者、樺沢紫苑さんが継続するための「5つの極意」を紹介していましたのでぜひ参考にしてみてください。
1.「今日やること」だけを考える
2.楽しみながら実行する
3.目標を細分化する
4.結果を記録する
5.結果が出たらご褒美をあげる
その他にも私が教わった方法では「21日間の法則」というものがあります。
何事でも21日間継続できたら習慣化するというものです。
まずは自分ができそうな条件や目標で21日間楽しみながら実践し習慣化していくというのがベストかと思います。それでもどうしてもできない場合は人に宣言する!などの強制力を無理やり作るのも良い方法だと思います。

人に教える
「人に教える」こと。これは最強のアウトプット方法だと思います。
何かを習得するためには人に説明できるレベルになることが最も早いです。自分ではわかっているつもりでも人に説明したり、教えたりするとなると意外にできなかったりします。
アウトプット大全でも紹介されていますが、私が実際にこれはよかったと実感したことは「講師を引き受ける」ことです。
私はビジネスコミュニティでセミナーの講師を何度もやらせてもらいました。
講師をすることで自分が学んだ情報を整理でき、どうすれば人に伝わるか試行錯誤しながら、不明な部分を見返したりすることで理解が深まりました。そのため講師をするということは効果がバツグンだと感じており、これは私の身近な人にもすすめており、皆講師をすることの効果を実感していました。
もし経験がない人で今後、仕事などで講師をできるような機会があれば積極的に引き受けることをオススメします。準備は大変ですが、成長を実感できるものになります。

とはいえ、そんな機会なんてないよ!という方も多いと思います。そんな方は仲の良い友達に教えるなどの小さなことでもよいと思います。
とにかく教える、説明するという行動が成長につながります。
とはいえ、一方的に教えたり、説明する行為は相手に嫌がられることもあるので、一言「よかったら付き合って」と許可をとったうえで実践してみましょう!
アウトプット大全で紹介されているアウトプット方法の「行動力」は、私がネットビジネスを始めた時に学んだマインドの要素がかなり盛り込まれています。ビジネスでもスポーツでもそうですが、どれだけ知識やテクニックを持っていたとしてもマインドができていないと力にはなりません。そのため、とにかく行動というアウトプットをしてマインドを変えていくことが成長につながります。
アウトプット大全にはその他にも「話す」「書く」「行動する」の80個の具体的なアウトプットの方法が紹介されています
トレーニング法
アウトプット大全にはアウトプット力を高めるトレーニング法も紹介されており、
1.日記を書く
2.健康について記録する
3.読書感想文を書く
4.情報発信をする
5.SNSに書く
6.ブログに書く
7.趣味について書く
といった7つの方法が紹介されています。
私も参考にさせて頂き、この中で最も取り組みやすいのは「5.SNSに書く」だと感じ早速Twitterを立ち上げました。

SNSを立ち上げる理由は交流のため、フィードバックをもらうためという効果があります。ただフォロワーがいないと意味はないです。(これを見てる方よかったらフォローしてくださいね 笑)
SNSはアウトプット目的としても活用できますのでアウトプット目的でも活用していこうと思っています。アウトプット方法としてTwitterで140文字に要約するというトレーニング方法が紹介されています。
なので、ヘタクソながら頑張ってみました(笑)
【アウトプット大全】
アウトプットの方法は話す、書く、行動する。
まずは身近な人に話す、気づいたことをメモする、それを続けることから始める・2週間に3回以上アウトプットする
・インプット:アウトプットの黄金比率は3:7
・フィードバックを欠かさないアウトプットは人生の成功法則である
— 早瀬(アウトプット専用) (@hayaseoutput) June 25, 2020
その他にも日記に書く、健康について記録するなどが紹介されています。このような方法であればまずは自分だけが見るものでよいとすれば簡単にできますよね。
文章が下手くそでも誰も見なければ思い切り書くこともできます。
アウトプット初心者はまずそういったできることから始めていき、徐々にアウトプットの公開範囲を大きくしてフィードバックをもらえる環境を作っていくことが大切だと思います。
このようなブログを読んで感想を書くこともひとつのアウトプットです。
ここまで読んでくださった方はぜひこの記事のコメント欄に感想や気づきを書いていってくださいね。それがあなたのアウトプットになります。
今回は樺沢紫苑さんの著書「アウトプット大全」をご紹介しました。

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最後に大事なことをまとめておきます。
・アウトプットは人生の成功法則である
・2週間に3回以上はアウトプットする
・インプットとアウトプットの黄金比は3:7
・インプット+アウトプット+フィードバック
・アウトプット方法は「話す」「書く」「行動する」
・まずはできることからアウトプットを始める
「アウトプット大全」はアウトプットの方法だけでなく、コミュニケーションスキル、ビジネスマインドなどビジネスや人生において必ず役に立つ内容がたくさん書かれていますので気になる方はぜひ読んでみてくださいね。